多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
PCOS:ピーコス=多嚢胞性卵巣症候群
私はこの疾患です。
PCOSっていうのは初めて聞きました。
PCOSとは、
卵巣で通常よりも多くの男性ホルモンが分泌されることによって、卵胞(卵子を育ててる袋みたいなもの)が成長するのに時間がかかってしまって、排卵しにくくなる病気のこと。卵巣が小さな嚢胞(水のたまった袋のようなもの)でいっぱいになってしまう状態を多嚢胞性卵巣PCO:ピーシーオー、それにプラスして生理周期がバラバラ、ホルモンの異常が加わった状態を多嚢胞性卵巣症候群PCOS:ピーシーオーエスと呼びます。
月経異常(生理不順、生理が来ない、排卵をしない周期を繰り返すなど)+多嚢胞性卵巣(卵巣に卵胞が沢山できている)+血液検査でホルモンの異常が認められる=多嚢胞性卵巣症候群の診断となります。
ものすごく簡単に言うと、様々なホルモンのバランスが乱れることによって起こると言われています。予防法はありません。
20-30代女性の5-8%が経験する疾患だそうです。15-20人に1人ですので、クラスに1人くらいいる、結構ある病気です。
症状としては、排卵しにくくなる。生理不順、または生理が起こらなくなる。
男性ホルモンが増えることによってニキビが増えたり、毛深くなったりする。肥満。です。(日本では多毛や肥満を伴わない場合がおおく、この症状が出るのは全体の1/5程度だそうです。)
生理不順、無月経、不妊により発覚するケースが多いそうです。
放置すると、生理不順などで子宮内膜が剥がれ落ちずに厚くなって、それが子宮がんなどの病気のリスクを高めると言われています。
インスリンなどのホルモンに異常を抱えているケースも多く、血糖値が高めになりやすく糖尿病になりやすかったり、脂肪肝を発生するリスクが高いそうです。※私はどちらもあてはまっています。内科の先生も急に糖尿病になったのでびっくりしていた。
治療法は妊娠を望んでいるか、いないかで別れます。
望んでいる場合は排卵誘発剤を使っていきます。最初は錠剤、効果がなければ注射ですが、注射だと刺激が強すぎたりというリスクもあるそうです。また、排卵をしやすくするために、手術で卵巣にたくさん穴をあける処置をする場合もあります。
望んでいない場合はホルモン剤を摂取して定期的に生理を起こして、子宮内膜を剥がすことによって、子宮がんや他の病気のリスクが上がらないようにしていきます。低用量ピルを用いる場合もあります。
私はあわよくば妊娠を望んでいましたが、色んな事情で無理そうなので後者の治療を行っています。
私の飲んでいるホルモン剤は黄体ホルモンで、生理開始から20日くらい~7日間薬を飲み、飲み終わって数日後に生理が起こる仕組みになっています。
私の場合、薬がなければ半年や1年生理が来ないこともざら。かと思えば1ヶ月に1度やってくることもあります。
マイタケ抽出物MSXというものを摂取すると、排卵誘発剤には及ばないものの、排卵をしやすくする効果が見られたそうです。マイタケオールというサプリメントがあります。私にはちょっとお高いので使っていませんが、とても興味があります。
自分が罹患している疾患のことを詳しく知っていくと繋がってきますね。
糖尿病については祖父も父もそうだったのでそもそもサラブレッドです(笑)
コレステロールも中性脂肪も高めで脂肪肝も指摘されています。
※糖尿病、脂質異常症については服薬と食事改善と運動(運動はしていないけど)で治療中です。
もちろん遺伝や生活習慣もあるのはわかっていますが、なるほどホルモンバランス…盲点でした。そもそもなりやすい身体だったのですね(笑)なんだか納得。そういう身体なんだと分かったらなんだか腑に落ちた。